日本橋高島屋で美智子様を見た日の思い出〜皇室の追っかけが存在する事を知った日でもありました〜

先日、おそらく20年ぶりくらいお久しぶりに日本橋高島屋に訪れました。
そこで懐かしい思い出が蘇ってきたので、記しておきたいと思います。

私がまだ20代後半の就職して一社目で7年目を迎える頃、日本橋高島屋正面口の目の前にあるビルが私の勤務地でした。

古き良き大手日系企業で、私は一般職として働いていました。

当時、自社から見て日本橋高島屋の裏手にある会社が自社の代理店で、毎日2人1組で、その会社に歩いて書類を届け業務の指導をしたり、その場で出来る作業をする当番制の仕事がありました。

いつも、そのお当番の時は高島屋の正面から見て左側の道に沿って歩いて行っていました。

私がお当番だったある日の事、いつもと同じ道を通っていると人集りが。

当時の私は野次馬が嫌いで、そういった人集りには加わらない主義だったのですが、その人集りの多くの人々が30センチ以上ある望遠レンズの付いたカメラを手にしていて、只事では無い様子。

流石に私も気になって、
その日、私と一緒にお当番だった派遣社員のおばちゃまと、人集りの前で立ち止まりました。

そして人集りの後ろの方にいたサラリーマン風のおじ様に、なんの集まりですか?と尋ねると、

(当時の)皇后の美智子様が今、高島屋で期間限定で行われている美術展にいらっしゃり、もうすぐ出てくるところらしいとの事。

美智子様をこんなに近くでお目にかかれるなんて、一生に一度の事に違いない。

そう思った私は、派遣社員のおばちゃまに、「私達も待ちましょう!ここでの道草の責任は私が取ります」と言って、待つ事にしたのです。

待っている間は、人集りの観察をしながら待ちました。

高島屋の係員の方の指導により通行人の邪魔にならないように決められたスペース内でのみ待機していて、まるで整列をしているかのように、1列目は特に大きなレンズ付きカメラを持った人々が陣取っています。

どうやら、皆さん皇室の追っかけの方々のようで、待ち時間にお互いが以前に撮った皇室の方々の写真を見せ合っています。

皇室に特別な関心を持っていなかった私は、そのような存在の方々がいる事を始めて知り驚きました。

そもそも、この日この場所で美智子様にお目にかかれるというのを何処かで確認する方法がある事にも驚きましたし、カメラを準備して遠路はるばる来ている方もいると知り、更に驚きました。

そのようにして20分程待ち、もう諦めようかと思ってから暫くして、待ちに待った美智子様がお見えになりました。

わー、美智子様だ〜〜〜〜!

もうその時の感動ったらなかったです。

透き通るように白いお顔で、背が高くていらして、テレビで拝見するそのままの笑顔で、待っていた私達に手を振ってくださり、私達を気遣いながら車に乗られました。

まるでそこに実在しないかのような、アンドロイドなのではないかと思ってしまうくらい、人を卓越した存在感でした。

都会に住んでいると撮影現場に遭遇したりと生の芸能人を見る機会はそこそこありますが、そういった際に感じるオーラとは全く違うオーラを纏っていらっしゃいました。

有難さと幸福感に浸る事が出来た時間で、追っかけの方々の気持ちがよくわかりました。

日本橋に新設される部署に異動になった際、通勤時間が1時間半とそれまでで最長になる事にブーブー言っていた私ですが、すっかり日本橋勤務が好きになった理由の一つがこの出来事でした。

投稿者プロフィール

Yuki
Yuki
Yuki(ゆき)です。
「キレイになるのに必要なこと」は突き詰めていくと見た目の改善だけではありませんでした。

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ズボラな私でも出来る事をコツコツやってます。

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