プチ閉所恐怖症の私が自身4回目のMRI検査でやらかしました。
過去に3回MRI検査を受けている私。
過去に書いた記事のように、自分なりに対策法を編み出していたので、今回は特に緊張もせず当日を迎えましたが、結果看護師さんと検査技師さんに大変迷惑をかけてしまいました。
その理由は、初の「うつ伏せMRI」だったから。
でも最終的には、自分なりの対策も知ることが出来て最後までやりきりました。
今日は検査日当日を時系列に沿ってお伝えしていきます。
前提:検査当日は生理中だった
この日、私は生理中でした。私の場合、生理中はいつもの倍、不快感を感じます。
また意識がしていませんでしたが寝不足で通常時よりも体調が悪かったと思います。
しかも、ランチに病院近くのラーメン屋さんで担々麺を食べてしまいました。コレが後ほど喉が渇くという悲劇を。。
準備段階
過去のMRI検査の経験を生かして、15分ほど早めに検査室前に到着しました。
するとすぐに、看護師さんが来て、着替えを促されます。
検査着の下は、下半身の下着一枚のみ。との指示でしたが、生理中なので下着の他に一部丈スパッツも履きたいと伝えたら、生地を聞かれました。
綿は問題なし。ポリウレタン5%混も大丈夫でした。
生理ナプキンも大丈夫だそうです。(こちらは特に素材も聞かれませんでした)
造影剤注射用の点滴針をこの段階で刺す
うつ伏せMRIは途中で起き上がることがNGらしく、途中で造影剤を注射する時に点滴で対応できるように点滴針のみ先に刺すそうです。
手首から肘までの間に針ですが、私は血管が浮き出る場所がなく、入院時と同じく看護師さんが苦労していました。
結局、腕の側面に針を刺すことに。
神経があるのでピリピリしたら伝えるように言われ、緊張感が高まります。
神経にささらないように浅く入れてくれましたが、一度失敗し、新しい針を取りに看護師さんが一度お部屋へ撤退。
その間に、以前の自分のブログ記事(MRIを受けるときの心得③プチ閉所恐怖症でもMRI検査を乗り切る5つの方法)を見て対策を復習しました。
検査前の問診票記入
質問の1つに「喘息について」があります。
喘息の場合はMRIを受けるリスクがあがるらしいので、検査を受けると主治医が判断した際に、不安点はしっかり伝えて医師の判断を聞いておいてください。
検査技師さんは判断ができないので、検査当日に喘息の可能性がある旨の記載があると、びっくりされてしまうようです。
初のうつ伏せMRIだった。息苦しいのでもともとうつぶせ寝が苦手
今回の検査は胸のMRIだったため、うつ伏せで撮影すると事前に聞いていました。これが、私にとっては想像以上にモヤモヤ・ザワザワするものでした。
いよいよ検査室内へ
部屋に入ると、存在感のあるMRI台がドーンと目に飛び込んできます。薄いエメラルド色。古い機種な予感です。
一気に緊張感が高まります。
部屋はいつものとおり、冷房でキンキンに冷やされています。生理中なこともあり、いつもよりも更に寒く感じました。
検査台にうつ伏せでセットされながら、怖くなった際の対策の確認
ブログで復習したとおり、自分は閉所恐怖症気味なので、途中で会話をさせてもらったり、水を飲んで対策させてほしいとお伝えしました。
ところが、うつ伏せのMRIは、胸の位置が変わってしまうので合間合間でトンネルから出る事はできない。それどころか、胸が動いてしまうので顔すら上げられない。とのこと。
そう聞いた途端、不安で不安でたまらなくなりました。
手先と足先は少しだったら動かして良いとのこと。いざとなったら、手先と足先を動かすだけで自分の気持を鎮めようと自分に言い聞かせました。
また、ナースコールを押すのは本当に無理で検査を中止する時のみにしてくださいとのこと。
不安になっても途中で中断出来ないと言う状況が、ますます私を不安にさせます。
胸骨が痛くならないようのマットさえも息苦しく感じる
とにかく体に圧迫感を感じると怖くなるのが私の閉所恐怖症の症状です。
1時間の検査中、胸骨が検査台の板にあたって痛くなる人が多いらしく、マットを敷いてくれるのですが、準備中の5分間だけでその圧迫感が不快に感じてしまいました。
看護師さんが「マットの位置はどうですか?胸骨痛くないですか?」と聞いてくれ、既に痛み始めていたので、場所を変えてもらいました。
さらに、まだまだ悪条件は続きます。もともと息苦しいのでうつ伏せは苦手です。それなのに、板を目の前に真下を向いていないければならず、余計息苦しく感じます。閉所が怖いと感じた時に必ず息苦しい感覚がセットです。
準備段階ですでに息苦しく、怖くなってしまいました。
そして最終準備としてヘッドフォンを装着します。部屋が無音になり、シーンとする感覚が閉所を想像させ、もうダメ。。
この時点で、私、ギブアップ
「ごめんなさい。私、今日、無理かもです!」そう叫んでしまいました。だってこれから一時間、動かずに、この状態で狭い中に閉じ込められると思うと、全身がモゾモゾして、居ても立っても居られないのです。
発狂しそうな感じ。解りますかね?笑
一度トンネルに入ってみることに
そんなダメダメな私を検査技師さんも看護師さんも簡単には見捨てません。
一度トンネルに入ってから決めませんか?意外に入ってみると大丈夫な方が多いですよ。とのこと。
まずは一回トンネルの中へ。
う~ん、怖いし苦しい。
そう伝え、ヘッドフォンを外すことに。また、胸骨用のマットも外してもらいました。
ちなみに、ヘッドフォンでクラシックを流してくれるところもありましたが、こちらは音楽無しとのこと。どうせMRIの機械音の煩さで音楽もよく聞こえないのですが、どうせ音楽がながれていないなら。と外してもらいました。
もう一度トンネルの中へ
胸骨らへんの圧迫感もなくなり、気持ちも落ち着いてきたのか、気持ちも落ち着いてきたので、このまま検査を開始してもらうことにしました。
ここでやめても、途中でやめても同じなら、無理になるまで頑張ってみようと思えました。
検査開始
おそらく通常の方よりも2倍位の時間をかけて、やっと検査を始めてもらう事ができました。
ヘッドフォンをしていないため、MRIの音は相当大きかったのですが耐えられるレベルでした。
途中で緊張のあまり、太ももに力入ってる事に気づき、意識して脱力しました。
事前にお願いしていたとおり、検査技師さんがマイクで合間合間に優しく声をかけてくれました。
怖い気持ちが中々抜けないので、海に潜ってふわふわしてる感じや、マッサージしてもらってる事をイメージするようにしたら落ち着いてきました
途中で造影剤を打つ際に、末端冷え性で寒くて動きたくなってきていたので、足先にバスタオルを巻いてもらいました。
初めての造影剤は、冷たく感じると聞いていましたが、その通りでした。それが気持ち良くてリラックスすることが出来ました。
造影剤により痒みやその他異常が出ることがあるそうですが、特に変化はありませんでした。
終了後のこと
1時間の検査は、始まってしまえばそこまで長く感じませんでした。怖くならないように、自分で自分をなだめるのに忙しかったからかもしれません。
とにかく動いてはいけないので、寝てしまうことも出来ず、なかなかハードでしたが、唯一動かして良い手足の指先をつらくなったら動かしてストレス発散をしたり、自分の感覚を観察して楽しむようにしました。
終了後ベットから起き上がり、検査技師さんと看護師さんにお詫びとお礼を何度も伝え、部屋を出ました。
ロッカーで着替えると顔に沢山痕がついていて、人前に出るのが恥ずかしく、うつむき加減で会計まで進みました。
疲労感が半端なく、放心状態で、病院の一階にあるタリーズでコーヒーを飲んでから帰りました。
さらに家帰ったら腰痛が発生。相当ストレスを感じたようです。
まとめ
*MRI検査が医師の診察の後日の場合、医師が喘息についてどのように判断したか覚えておく→問診票に記載が必要
*うつ伏せMRIは仰向けよりも動いてはいけない部位が広い
*うつ伏せMRIは途中で体制を変えられないので、トンネルから出て水を飲ませてもらうことは出来ない→事前に喉が渇くものを食べない
*圧迫感が怖かったらヘッドフォンはしなくても大丈夫。相当うるさいけど、耐えられないほどではない
*胸骨用マットは無くても耐えられる痛み。閉所恐怖症で圧迫感で怖かったら外したほうが良い
*とにかく怖くなる理由を考えて対策をする。検査技師さんと看護師さんは本当に忍耐強く、快く、協力してくれる
*私の場合だけかもひれませんが、うつ伏せMRIはとても疲れるので、終了後に予定を入れないほうが良い
いかがでしたでしょうか。
プチ閉所恐怖症の私の場合の感想と対策でした。さんざん迷惑をかけた挙げ句、途中でギブアップをする。という失態を犯しましたが、検査技師さんと看護師さんの寛大な対応とご協力のもと、最後までやりきることが出来ました。
検査結果は異常なし。無事、予定していた手術を受けることが出来ました。
私の経験が少しでも参考になれば幸いです。
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